アメリカは病んでいる

今、アメリカは病んでいる。 トランプが圧倒的な得票で共和党の大統領候補に選ばれることになった。 私には、アメリカという国がよくわからなくなってきている。 自由と民主主義の国を標ぼうし、世界をリードしてきた、あのアメリカがである。 トランプが次…

タレント見栄晴氏の下咽頭ガン

タレント見栄晴氏がステージ4の下咽頭ガンを公表しニュースになっている。 ところで、私がこのブログを始めたきっかけとなったのも下咽頭ガンである。 下咽頭ガンが厄介だと思うのは、そこに声帯があることである。 当然、声帯を温存する条件での手術は限ら…

患者は医者を選べるか(2) 私の場合=1度目のガン

2019年の7月22日 私は下咽頭がんの宣告を受けた。 翌週の7月29日 Y大学病院で治療方針の説明を受けた。 Y大学病院では、放射染治療か、全摘手術の二つの治療方針しかなかった。 つまり、私のがんは初期ではあるが、広範囲に広がっているため、手術の場合は、…

患者は医者を選べるか?

数年前まで、主治医というものがいなかった。 だが、財布の中には、今や何枚もの診察券が入っている。 このブログを始めるきっかけとなった下咽頭ガンになって以降、お世話になる医者が増えた。 それは、健康管理に気を遣うようになったと言うことでもあるし…

トラのケガ

ある朝、トラがいつものように外出した。 しばらくして、庭の枯草の束の上にうずくまっているのが家の中から見えたので、 吐き出し窓を開けてやると、いつものように跳んで入ってきた。 だが、様子がおかしい。左の後ろ足が浮いている。 つまり、3本足でピ…

たらいから、たらいへ

「盥(たらい)から 盥(たらい)へうつる ちんぷんかんぷん」 小林一茶の辞世の句である。 つまり、「たらい」から「たらい」とは、生まれた時に浸かる「産湯の桶」から、死んだときに入る「棺桶」まで。 そして、その間の人生は、ちんぷんかんぷんだったというこ…

中国の処理水放出反対に対し思うこと

中国が、かたくなに日本の処理海洋海洋放出に反対している。 なんの科学的根拠もなしに、だ。 つまり、日本の科学的根拠に基づく説明を無視している、極めて政治的な反対表明である。 しかも、自国では、複数の原子力発電所から、大量に(日本の処理水の6.5倍…

リー・クアンユーのシンガポール

以前、不思議な国シンガポールという記事を書いた。 今回はこのアジアの<超優良国>を作った人物について、私なりに思うことを少し書いてみたい。 私自身、20年前になるが、少しの期間、シンガポールに住んでいたことがあって、この国の目覚ましい発展に非…

私の武器は私の未来

「私の武器は私の未来」 何かのドラマで使われていた、こんな言葉が印象に残っている。 若い人には、まさにピッタリの、希望が持てる、いい言葉だ。 さて、翻って私の場合はと考えると、いろいろと考えてしまう。 なにせ、一般的には、高齢者には、未来はあま…

生成AIの不安

最近は、AI、特に生成AIというものの使い方に関する懸念や、規制の議論が盛んである。 AIとは、なんぞやということが、完全に分かっていないので、とんちんかんな主張になるかもしれないが、、、どうも不安なのである。 私は、人間と他の動物を分ける唯一の …

マイナンバーカードで思うこと

マイナンバーカードの保険証との紐付けに関し、システムのトラブルが多発している。 私に言わせれば、これは、ある程度予測できたこと。 いや、むしろ大多数の人が、”やっぱり” と思っているのではないか。 日本のIT産業は、この社会のデジタル化を進めるほ…

私の前立腺ガン(3) =外照射と副作用=

=続き= 前回、小線源治療を行ったところまで書いた。 そして、小線源治療の約一ヶ月後に、放射線を体の外から当てる外照射治療をスタートさせ、数日前にやっと一連の治療が終了した。 つまり、トリモダリティ(ホルモン治療x小線源x外照射)の終了である…

チコが息を引き取った

在りし日のチコ このブログで度々紹介してきたチコが、今朝、息を引き取った。 猫にしてはめずらしく、21年も一緒に暮らしてきた家族の一員だった。 大往生だったと思う。 最後は食事もままならず、やせこけてしまったが、、。 昨晩まで、何回も、一生懸命立…

私の前立腺ガン(2)密封小線源治療 体験記

=続き= 手術台(診察台?)の上で麻酔から目が覚めた。 幹部にやや鈍痛があったが、我慢できないほどではない。 小線源を挿入する為に、針を何本か挿しているので、その痛みだと思った。 そして、私の第一声は、「何個はいりましたか?」だった。 立ち会った…

私の前立腺ガン

「読者の参考になれば」 昨年、2度目のガンとして、前立腺ガンになったと、ここに書いた。 前立腺ガンとはなんとも特殊な、わかりにくい病気だとつくづく思う。 進行が遅い病気なので、まず、治療が"悠長"だ。 検査や治療は一ヶ月単位で計画されていく。当事者…

ノラ猫のゴンが旅立った

このブログで、たびたび紹介してきた、”ノラ猫のゴン”が、我が家で息を引き取った。 一週間位前から急に元気がなくなっていたが、ここ2,3日は横になったままでトイレもままならなかった。 妻が体を起こして、水を飲ませて(その時は飲んだそうだが)、約…

食道がん 秋野暢子さんのインタビューから思うこと

女優の秋野暢子さんが食道がんの闘病から復帰して、テレビでンタビューを受けている様子を拝見した。 医者から提示された治療は、全摘出手術か、化学療法+放射線療法の2択だったそうだが、秋野さんは後者を選んだ。そして、見事闘病生活から生還したという…

国境の無い南極

私たち日本人は、四方を海に囲まれている国で暮らしている。 普段は国境を意識しないで生活がなりたっている。一般的には国境を意識するのは、国際空港での出入国時だろうか。 この世の中に、なぜ、戦争が無くならないのか? 答えは簡単、人間が勝手に作った…

愚痴(その1)車の運転が下手になった件

高齢者の車の事故のニュースが後を絶たない。 わかっていることではあるが、歳を取ると、当たり前のようにできていたことが、できなくなってくるのだ。 事故のニュースを見るたびに、他人(ひと)ごとではいられないと思う今日この頃である。 ところで私は、…

ジャカランダ

ジャカランダが咲かない 皆さんは、ジャカランダという木をご存知だろうか? おもに熱帯地方に分布する落葉高木樹で、初夏に紫の花を咲かせる。 亜熱帯を思わせるような最近の日本の気候ではあるが、それでも、ジャカランダが育つには厳しいようで、なかなか…

ノラ猫を見つけたら

ノラ猫を見つけたら、やってはいけない行為として、次の4点がネットにあった。 1.無責任なエサやり 2.不用意に触る 3.むやみに追いかける 4.連れ帰る さて、わが家のことである。 3.は身に覚えがない。4.は(冬の寒い夜などに)時々ある。 そし…

ロシアという国

ロシア人という人種は、わかりにくい。 いろいろな民族が集まって構成されているからだろうか。あるいはこれまでの国の歴史がそうさせているのか。 ほとんどのロシア人は国や政府のやることと、自分たちの生活とは、別物だと考えていたとしか思えない。 つま…

発電するガラス

最近、(ノーベル賞ものだと私は思うのだが)透明ガラスが発電するというニュースを見た。 太陽光が透明なガラスを通過した際に発電ができるという新技術であるが、既存の太陽光発電光に見られるような、大掛かりな設備や土地はいらない。 専門的な技術はわ…

むち打ちの刑

シンガポールにはむち打ちの刑がある、と以前書いた。(不思議な国シンガポールの記事参照) 昔、仕事でシンガポールに住んでいたことがある。 わずか3年弱の期間だったが、シンガポールは、日本と同じように治安がよく、非常に住みやすい国だったという印象…

晩節を汚す人たち

最近、世間では、晩節を汚す人たちが目立っている。 世の中で偉くなる人、権力を持っようになった、いわゆる成功者と呼ばれる人には、共通する人格があると私は思う。 それは、強い気概を持ち、強引な手法で幸運を呼び寄せ、ある程度の強権力を持って生きて…

二度目のガン その後

前回、前立腺ガンが確定したと書いた。 このまま放っておいたら中途半端なので、その後を書いて、取り敢えず、この話題をしめておきたい。(気にする人もいないかもしれないが) ガンが確定して、転移があるかどうかを確認するための検査を二つ受けた。 前立…

二度目のガン、確定!

二度目のガンが確定した。今度は前立腺ガンである。 生体検査で12ヶ所中の組織から、6か所で悪性度の高いガン組織が採取された。 前回の下咽頭がんから約3年、「なんでそうなる?!」と叫びたくなるが、なってしまったものはどうしようもない。 因みに今回の…

二度目のガン、、かも。(2)

=病室= 病院の病室、カーテンで区切られた狭いスペース、そこは普段の生活から遮断された空間であり、いやがおうにも、非日常の世界になる。 つまり、会社の社長であろうが、頑固なラーメン屋の店主であろうが、昨日までの日常とは切り離され一人の”ただの…

二度目のガン、、かも。(1)

=二度目のガンかも= さて、このブログを始めるきっかけとなったガン。 前回は難しい手術の下咽頭ガンであった。(詳細はこのブログの初め、下咽頭ガン顛末記を参照されたい) 今や日本人の半数がガンにかかると言われている。 だが、(再発ではなく)違う…

勝鬨橋

昔の写真を整理していたら、勝鬨橋が開いている状態でのモノクロ写真が出てきた。 今では開くことは無くなったが、昔は、勝鬨橋は日に何回も開閉していた。 当時は、東洋一の可動橋として、隅田川の最下流で、月島地区と築地地区を結び、大きい船舶が通行す…