購読している新聞のネット配信で、表題の内容のコラム記事が今朝届いた。
(がん研有明病院、腫瘍内科の高野Dr.のコラム)
私がこのブログを始めたきっかけが下咽頭ガンだった。
それから前立腺ガンも患った。
なので非常に興味を持って熟読した次第。
「この世界からガンをなくすことはできますか?」
という中学生の質問から記事は始まっている。
一応、私的に記事を要約すると以下のようになる。
人類が人類として存続していく限り、ガンはなくならない。
何故なら、ガンは外から原因が来るのではなく、自分の遺伝子変異によって発症するものだから。
ガンになる原因があるとしたら、それは「生まれてきたこと」だという養老孟司先生の言葉が紹介されていた。
確かにそうなのだろうと思う。
前にも書いたが、37兆個(60兆個という説も)の人の細胞には、毎日、5000個のガン細胞が生まれているそうだ。
それを、免疫細胞がやっつけてくれている。
つまり、免疫細胞が毎日、5000勝0敗で、人の健康は保たれていることになる。
そして、コラム記事は続く。
ガンの根絶よりももっと大切なことがあると。
人類は生老病死と向き合いながら限りある命を生ききり、次の世代に引き継ぐことで豊かな文化を育んできた。
生老病死と向き合い、ある程度の折り合いをつけて、人生を生ききるのが天寿であり、それを支えるのが医療の役割であると。
進行ガンであっても、根治を目指すのではなく、withガンの考え方で治療に取り組むのが得策だと考える。
先の中学生の質問には、この世からガンをなくすことはできないと思うが、ひとり一人の幸せを目指すことはできるし、そのために医療があるというのが高野Dr.の答えだった。
(長文コラムをざっと要約してみたが、高野Dr.の言いたいことをまとめられたか不安ではある)
さて、たとえガンに罹患したとしても、生老病死と向き合いながら、天寿を全うする、といっても、私には難しいことはよくわからない。
そもそも、私の天寿とは?、、
この世界から、ガンは無くならないというのは、私もそう思う。
話は少し変わるが、
これもなにかの記事で読んだのだが、日本の高齢者の終末期医療は欧米とはだいぶ違うようだ。
欧米では高齢者の終末期には、緩和医療だけを行い、点滴や胃瘻は行わないとのこと。
口から食べたり飲んだり出来なくなったら、そのまま自然に亡くなるので、寝たきり老人はいないという。
点滴や栄養管理をして無理やり機械で延命させることは、虐待になるということらしい。
私には、欧米の倫理観が自然な人間の生き方に感じる。
私も、欧米流に食べたり飲んだり出来なくなったら、そこが天寿(=天から与えられた寿命)としたい。
日本の平均寿命が高いのは、ひょってして、案外こんなところにある?
