私の武器は私の未来

「私の武器は私の未来」

何かのドラマで使われていた、こんな言葉が印象に残っている。

若い人には、まさにピッタリの、希望が持てる、いい言葉だ。

さて、翻って私の場合はと考えると、いろいろと考えてしまう。

なにせ、一般的には、高齢者には、未来はあまり残っていないのだ。

 

そして、私の来年の予定が、もう埋まり始めた。

それは、どちらかと言うと積極的な行動予定ではなく、病院での検査というやむを得ない予定で、自虐的になりがちだが、実は、そうではない。

何故かと言うと、、

先日、東京の大学病院で、下咽頭ガンの手術から4年後の定期検査を受けてきた。

このブログを始めるきっかけとなったガンである。

検査結果は、特に問題はなかった。

そして、来年が5年目の経過チェック(造影CTと内視鏡検査)となり、問題なければ卒業(寛解)となり、私はこの大学病院から離れることになるのだ。

担当の先生には、「来年が卒業試験です」と言われた。

だが、同時に、下咽頭ガンに罹った人の50%が食道ガンに罹るとのショッキングな情報も聞いて、引き続き、地元での定期的な検査が必須とのことだった。

つまり、私の未来は、病気と折り合いをつけながらも、まだまだ続く。

 

ところで、わたしはサミュエル・ウルマンの青春という詩が好きだ。

有名な詩なので、知っている方も多いだろう。

 

=青春= サミュエル・ウルマン

青春とは人生のある期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。

優れた想像力、逞しき意思、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、こういう様相を青春と言うのだ。

年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。

歳月は皮膚のしわを増すが情熱を失う時に精神はしぼむ。

(中略)

人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる

人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる

希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる

 (後略)

 

ということで、まだまだ、若い者には負けないぞ的なことを言いたかったのだが、

あまり関係ないか。