二度目のガン、、かも。(1)

=二度目のガンかも=

さて、このブログを始めるきっかけとなったガン。

前回は難しい手術の下咽頭ガンであった。(詳細はこのブログの初め、下咽頭ガン顛末記を参照されたい)

今や日本人の半数がガンにかかると言われている。

だが、(再発ではなく)違うガンに二回もかかる人は、そのうち何人いるだろうか。

37兆個(60兆個という説もある)の人の細胞には、毎日、5000個のがん細胞が生まれているそうだ。それを、免疫細胞がやっつけてくれている。つまり、免疫細胞が5000勝0敗で、人の健康は保たれていることになる。

 

そして、、、、

私は、昨日、一泊の検査入院から帰って来たところである。

きっかけは、定期的に行っていた前立腺ガンの血液検査だった。

指標のPSA値が4.1と僅かに基準値超え、泌尿器科クリニックで、触診検査をしてもらったら、前立腺の一部に固い部分があるとのことだった。

そして、紹介された総合病院でMRI検査を受けたところ、前立腺に黒い影が見つかり、結局、更なる検査で針生検を受けることになった。つまり、その部分の細胞組織を針で採取して調べるということだ。

検査とは言え、下半身に麻酔をかけ、針で前立腺の一部を切り取って、取り出すということなので、短期入院が必要なのだろう。

しかし、一日でも入院となると、これがやっかいなものだ。

麻酔科医との面談、入院にあたっての事務方の説明、前日のPCR検査、何種類かの誓約書や書類の提出、入院必要品の準備等、煩雑な作業をこなさなくてはならなかった。

ところで、三年前の下咽頭ガン手術の入院時に、準備した3メートルのTVイヤホンがまた役に立つとは、、、、。

 

=手術室=

さて、実際には、手術室で、麻酔科医(どうも新人らしい)と看護師さん(ベテランらしい)と、処置をする泌尿器科医(中堅の頼れる医者といた印象)の三人で朝9時頃から作業は進められた。

下半身麻酔なので、あおむけに寝ていても意識はあるのだが、”自分の下半身で”どういう作業が進められているのか全く見えないようになっていた。泌尿器科医の先生が私の下半身の正面に座っていたので、相当恥ずかしい恰好(?)になっていたのは”なんとなく”わかるのだが。

釘を釘打ちガンで打ち込む時のようなバシッバシッという音が連続していたように思う。そして、組織片を看護師に手渡す時に、番号を言うのだが、多分、採取した場所のことだと思われた。この生検は、12ヶ所から採取すると聞いていた。作業は20~30分で終わったと思う。

その後、手術室から、ベットに横になったまま病室に移動させられたが、かなり長い距離の移動で、何回も角を曲がったため、ジェットコースターに乗っているようで、途中、少し気分が悪くなった。ベットによる移動はテレビではよく見るが、そうそう無い経験であった。

そして、病室に移ってからは、点滴の管と尿の管が繋がれたまま、4時間は上半身も起こさないよう言われた。

(続く)