晩節を汚す人たち

最近、世間では、晩節を汚す人たちが目立っている。

世の中で偉くなる人、権力を持っようになった、いわゆる成功者と呼ばれる人には、共通する人格があると私は思う。

それは、強い気概を持ち、強引な手法で幸運を呼び寄せ、ある程度の強権力を持って生きてきた人たちである。つまり、”こわもて”とよばれるような人達である

(もっとも、それらの人たちの全てが、真の人生の成功者であるとは限らないのだが)

人の人生には、当然、光の部分と陰の部分がある。光の部分が大きく目立っている時は、多少の強引さも許容されて、あるいは利点とされ、陰の部分が見えてこない。

そして、ある時突然、見えていなかった陰の部分が表出してくるのだ。

結果として、晩節を汚すことになるのだろう。

五輪にまつわる汚職事件で、元理事が逮捕された。また、それに伴い某紳士服メーカーの社長も、某有名書籍店の専務も、、

更に、話題のドラマには欠かせない存在だった個性の強い某有名俳優は、高級クラブでの破廉恥行為が暴露された。そして、次のドラマやいくつものCMを降板するハメになった。

それまでの華々しい人生には隠れていた部分である。

どの面々も強力な個性の持ち主であったと見える。彼らはこれからの人生をどう過ごしていくのだろうか。自分の人生の結末をどう思うか、本人たちに聞いてみたいものだ。

人生、いい時もあれば、悪い時もあるが、その割りあいは半々だと私は考える。

そして、人生上向きな時こそ、謙虚であるべきだと思う。最後には反動がくるものなのだ。

さて、私自身の晩節はどうかと振り返ってみるが、、。

思うところあって、人よりも早めに現役を引退してから長い年月が経つ。

私の晩節はおとなしいものだ。このブログのタイトル通りである。