たらいから、たらいへ

盥(たらい)から 盥(たらい)へうつる ちんぷんかんぷん

 

小林一茶の辞世の句である。

つまり、「たらい」から「たらい」とは、生まれた時に浸かる「産湯の桶」から、死んだときに入る「棺桶」まで。

そして、その間の人生は、ちんぷんかんぷんだったということ。 

 

一茶は、死を意識した最期の瞬間でも、人生はよくわからないと感じたのだろう。

一茶も波瀾万丈の人生を送ったらしい。

だけども、一茶には”俳句”という生きるうえでの拠り所があった。

 

確かなことは、死があると言うことは、生きていたという証である。

つまり、ちんぷんかんぷんな人生が存在すると言うこと。

人にはそれぞれの”生”があって、それぞれの”ちんぷんかんぷん人生”があるのだ。

 

また、

よくわからない文章になってしまった。

一茶のように達観するのはむずかしい。