ノラ猫を見つけたら

ノラ猫を見つけたら、やってはいけない行為として、次の4点がネットにあった。

1.無責任なエサやり

2.不用意に触る

3.むやみに追いかける

4.連れ帰る

 

さて、わが家のことである。

3.は身に覚えがない。4.は(冬の寒い夜などに)時々ある。

そして、

1.から始まって、2.に到り、これを繰り返した結果、わが家には、2匹のノラ猫が住み着く状態になってしまった。




庭の踏み石から、縁側沿いに入ることができる部屋は、あまり使っていないこともあって、=成り行きで=2匹のノラが出入りしている。

そのうちの一匹、トラは、前にも紹介したが、一度は隣家が飼うことになって、避妊手術も隣家が行った。

しかし、小さいお子さんたちが居たことや、先住ネコとの相性が悪かったことで(多分、本人の意向で)家出して、隣家の電話番号があるプレートを首輪につけたままで、ノラ猫生活に戻った。

そして、従来の人懐っこい性格から、わが家に入り浸るようになった。

最近では、夜になると、ほぼ必ずわが家に帰ってきて、居間の窓にドンと飛びつく。

この壁ドンならぬ「窓ドン」は、帰ってきたから入れろと言う、いわゆる『ただいまコール』である。

その為、わが家では、トラが帰ってくるまで、起きて居間の雨戸は閉めずにいるのだ。

 

そして2匹目のゴンは、我が道を行くといった風貌の”孤高”のノラ猫であった。

わが家の庭は、たまたまゴンの縄張りであり、通り道だった。そして、他の猫と出くわすと、赤ん坊が泣いている時のような、大きな甲高い唸り声で威嚇するのだ。

しかし、不思議なことに、新参者だったトラとは相性がよかった。

二匹が仲良くまったりしていることも多い。(遠い親戚なのだろうか?)

そして、私が興味本位に投げた猫用の煮干しから、私との関係も少しづつ近くなっていった。(これは前に書いた)

そして、冒頭の1.と2.である。

もっとも、ゴンと2.に至るまでには相当の時間を要した。触れるようになったのは、つい最近のことである。

しかし、垣根が取れる(=信頼関係ができる)と、あとは早い。

ゴンは年のせいか、一度部屋に上がると、寒い時は、なかなか外に出ようとしない。

部屋の中の、座布団(片付けようと思って積んでいた)の上が、「我が場所」と決めたふしがある。

ゴンが座布団の上でくつろいでいる様子は、まるで、殿様のようである。

 

と言うわけで、私のノラ猫の扱いは、世間的には失格である。

 家の中    

        ↓

 そして、、、

Zzzz~

以上。