タレント見栄晴氏の下咽頭ガン

 

タレント見栄晴氏がステージ4の下咽頭ガンを公表しニュースになっている。

ところで、私がこのブログを始めたきっかけとなったのも下咽頭ガンである。

咽頭ガンが厄介だと思うのは、そこに声帯があることである。

当然、声帯を温存する条件での手術は限られてくる。

私も最初の大学病院では、声帯を無くすかどうかの深刻な判断を強いられた。

そして、(このブログの最初の記事にも書いたが)セカンドオピニオンに頼って、幸いにも内視鏡手術で治してくれる先生が見つかったことで、今は普通の生活が送れている。

 

見栄晴氏の場合はステージ4と言うことで、私の場合より深刻なのだと推測される。

ステージ4の5年生存率は50%だと聞いた。

 

私の理解では、下咽頭ガンは扁平上皮ガン(喉の表皮粘膜のガン)で、転移さえなければ、そして罹患範囲がある程度の面積までなら切除可能である。

見栄晴氏は、抗ガン剤と放射線併用で治療すると発表にあった。

想像に過ぎないが、声帯を回避する切除手術が難しかったのか、あるいは、リンパ転移が進んでいたということだったのか。

見栄晴氏も大きな決断をした。

だが、記事やニュースを見る限り、ご本人は気力に満ちあふれているようにお見受けする。

 

同じ下咽頭ガンの患者として、見栄晴氏の治療の成功をお祈りしたい。

私自身も、ガンの摘出手術から、4年4ヶ月過ぎているが、寛解宣言という状態まで、まだ油断はできない。