2023-01-01から1年間の記事一覧

患者は医者を選べるか(2) 私の場合=1度目のガン

2019年の7月22日 私は下咽頭がんの宣告を受けた。 翌週の7月29日 Y大学病院で治療方針の説明を受けた。 Y大学病院では、放射染治療か、全摘手術の二つの治療方針しかなかった。 つまり、私のがんは初期ではあるが、広範囲に広がっているため、手術の場合は、…

患者は医者を選べるか?

数年前まで、主治医というものがいなかった。 だが、財布の中には、今や何枚もの診察券が入っている。 このブログを始めるきっかけとなった下咽頭ガンになって以降、お世話になる医者が増えた。 それは、健康管理に気を遣うようになったと言うことでもあるし…

トラのケガ

ある朝、トラがいつものように外出した。 しばらくして、庭の枯草の束の上にうずくまっているのが家の中から見えたので、 吐き出し窓を開けてやると、いつものように跳んで入ってきた。 だが、様子がおかしい。左の後ろ足が浮いている。 つまり、3本足でピ…

たらいから、たらいへ

「盥(たらい)から 盥(たらい)へうつる ちんぷんかんぷん」 小林一茶の辞世の句である。 つまり、「たらい」から「たらい」とは、生まれた時に浸かる「産湯の桶」から、死んだときに入る「棺桶」まで。 そして、その間の人生は、ちんぷんかんぷんだったというこ…

中国の処理水放出反対に対し思うこと

中国が、かたくなに日本の処理海洋海洋放出に反対している。 なんの科学的根拠もなしに、だ。 つまり、日本の科学的根拠に基づく説明を無視している、極めて政治的な反対表明である。 しかも、自国では、複数の原子力発電所から、大量に(日本の処理水の6.5倍…

リー・クアンユーのシンガポール

以前、不思議な国シンガポールという記事を書いた。 今回はこのアジアの<超優良国>を作った人物について、私なりに思うことを少し書いてみたい。 私自身、20年前になるが、少しの期間、シンガポールに住んでいたことがあって、この国の目覚ましい発展に非…

私の武器は私の未来

「私の武器は私の未来」 何かのドラマで使われていた、こんな言葉が印象に残っている。 若い人には、まさにピッタリの、希望が持てる、いい言葉だ。 さて、翻って私の場合はと考えると、いろいろと考えてしまう。 なにせ、一般的には、高齢者には、未来はあま…

生成AIの不安

最近は、AI、特に生成AIというものの使い方に関する懸念や、規制の議論が盛んである。 AIとは、なんぞやということが、完全に分かっていないので、とんちんかんな主張になるかもしれないが、、、どうも不安なのである。 私は、人間と他の動物を分ける唯一の …

マイナンバーカードで思うこと

マイナンバーカードの保険証との紐付けに関し、システムのトラブルが多発している。 私に言わせれば、これは、ある程度予測できたこと。 いや、むしろ大多数の人が、”やっぱり” と思っているのではないか。 日本のIT産業は、この社会のデジタル化を進めるほ…

私の前立腺ガン(3) =外照射と副作用=

=続き= 前回、小線源治療を行ったところまで書いた。 そして、小線源治療の約一ヶ月後に、放射線を体の外から当てる外照射治療をスタートさせ、数日前にやっと一連の治療が終了した。 つまり、トリモダリティ(ホルモン治療x小線源x外照射)の終了である…

チコが息を引き取った

在りし日のチコ このブログで度々紹介してきたチコが、今朝、息を引き取った。 猫にしてはめずらしく、21年も一緒に暮らしてきた家族の一員だった。 大往生だったと思う。 最後は食事もままならず、やせこけてしまったが、、。 昨晩まで、何回も、一生懸命立…

私の前立腺ガン(2)密封小線源治療 体験記

=続き= 手術台(診察台?)の上で麻酔から目が覚めた。 幹部にやや鈍痛があったが、我慢できないほどではない。 小線源を挿入する為に、針を何本か挿しているので、その痛みだと思った。 そして、私の第一声は、「何個はいりましたか?」だった。 立ち会った…

私の前立腺ガン

「読者の参考になれば」 昨年、2度目のガンとして、前立腺ガンになったと、ここに書いた。 前立腺ガンとはなんとも特殊な、わかりにくい病気だとつくづく思う。 進行が遅い病気なので、まず、治療が"悠長"だ。 検査や治療は一ヶ月単位で計画されていく。当事者…

ノラ猫のゴンが旅立った

このブログで、たびたび紹介してきた、”ノラ猫のゴン”が、我が家で息を引き取った。 一週間位前から急に元気がなくなっていたが、ここ2,3日は横になったままでトイレもままならなかった。 妻が体を起こして、水を飲ませて(その時は飲んだそうだが)、約…

食道がん 秋野暢子さんのインタビューから思うこと

女優の秋野暢子さんが食道がんの闘病から復帰して、テレビでンタビューを受けている様子を拝見した。 医者から提示された治療は、全摘出手術か、化学療法+放射線療法の2択だったそうだが、秋野さんは後者を選んだ。そして、見事闘病生活から生還したという…

国境の無い南極

私たち日本人は、四方を海に囲まれている国で暮らしている。 普段は国境を意識しないで生活がなりたっている。一般的には国境を意識するのは、国際空港での出入国時だろうか。 この世の中に、なぜ、戦争が無くならないのか? 答えは簡単、人間が勝手に作った…

愚痴(その1)車の運転が下手になった件

高齢者の車の事故のニュースが後を絶たない。 わかっていることではあるが、歳を取ると、当たり前のようにできていたことが、できなくなってくるのだ。 事故のニュースを見るたびに、他人(ひと)ごとではいられないと思う今日この頃である。 ところで私は、…