二度目のガン、確定!

二度目のガンが確定した。今度は前立腺ガンである。

生体検査で12ヶ所中の組織から、6か所で悪性度の高いガン組織が採取された。

前回の下咽頭がんから約3年、「なんでそうなる?!」と叫びたくなるが、なってしまったものはどうしようもない。

因みに今回のガンは、前回の下咽頭ガンとの因果関係は無いらしい。

実は、検査の段階から、今回は気分的には多少余裕を持って、覚悟していた自分がいた。前立腺ガンは、周りにも何人か経験者がおり、その人たちからいろいろ様子を聞いていた。それに、10年生存率が非常に高いと聞いていたので、比較的、安心なガンではないかと思い込んでいた。

確かに、前立腺ガンの10年生存率は、他のガンと比較すると圧倒的に高い。ガンが確定しても、治療しないで経過観察だけするということもあるようだ。

しかし、である。

いろいろ調べていくうちに、中々難しいガンなのではと思うようになってきた。

他の大体のガンは、5年再発が無ければ、完治したと言っていい。しかし、前立腺ガンの場合は、10年後でも、再発や転移で、病気と闘っているという人が多いらしい。

つまり、たとえ、一度、完治した状況になっても、何年か後に転移、再発と言うケースが、ままあるそうだ。

今年亡くなった西郷輝彦さんも、約10年前に前立腺ガンが発覚し、全摘手術を行った。一度は完治したと思われたが、6年後に再発、骨転移などを繰り返し、約10年経って、最終的には日本では未承認の治療法に最後の希望を託したのだそうだ。

つまり、10年経っても、ガンから抜け出せないでいることが、他のガンに比べて多いということだろう。

そういう意味で、決して安心できない怖い病気なのだろう。

 

さて、残念だが、私自身、二度目のガンが確定した。

何をどうあがいても、現実である。

この夏も3年前の夏と同様忙しい夏になるだろうが、気負わず、淡々と戦っていこうと思う。

今のところであるが、、