最近、(ノーベル賞ものだと私は思うのだが)透明ガラスが発電するというニュースを見た。
太陽光が透明なガラスを通過した際に発電ができるという新技術であるが、既存の太陽光発電光に見られるような、大掛かりな設備や土地はいらない。
専門的な技術はわからないが、通常の光は通し、同時に通過する(目に見えない)紫外線と赤外線を発電に利用するらしい。
つまり、一見普通のガラスが発電するのである。
なんと画期的な技術ではないか!?
科学は進歩している。
僅か数十年前、エンジンが無い自動車が走る世界を、誰が想像しただろう。
電話を、ポケットに入れて携帯できる世界もしかりである。
そして、このガラスを電気自動車のガラスに使えば、充電はいらなくなるのではないか。無限に走り続けられる自動車ができるのだ。
又、高層ビル群のガラスに使えば、巨大な発電所が出現する。
これからの建築物のガラスには、ビルにしろ、家にしろ全てこれを使えばいいではないか。
何しろ『太陽の光』さえあればいいのだ。
地球があって、太陽がある限り、太陽光は無限にある。あとは、蓄電技術と効率の問題であろう。
更に考えを巡らせば、太陽光が、天然ガスや石油にとって代わる日も来るのではないか。
そして、ロシアや中近東など、天然資源国の価値は小さくなり、世界の国力分布も変わってくるのかもしれない。
我々は、何ともワクワクする時代に生きているものだ。