何か違うと思うのである。
日本ハムの新庄監督のことである。
一時はテレビのバラエティ番組に毎日のように出ていた時があった。CMにもたくさん出ている。ここまでは、まあ良しとしよう。
だが、プロ野球のキャンプが始まってからも、ど派手ないで立ちや、パフォーマンスでマスコミの注意を引いていて、監督というよりは、広報部長の肩書の方が似合っているように見える。
話題つくりといったら、それまでであるが、派手ないで立ちや、奇妙な三輪カーで球場入りすることで大衆の気をひくことに何の意味があるのだろう。
おまけに、この開幕直前の重要な時期に、自分は練習を休んで、TGC(東京ガールズコレクション)にサプライズ登場である。
本人は、2年でプロ野球の歴史を変えると言っているそうだが、何を変えようとしているのだろうか?
何よりも、本当にこれで、日本ハムの選手たちは、やる気がでるのだろうか?
監督の仕事は、チームを強くすることだと思うのだが。
そして、神聖なプロ野球のシーズンが開幕するにあたり、なんと”開幕3連戦は遊びます”と言ったそうだ。
この日の為に、各球団は照準を合わせて、真剣な準備してきているはずである。
これは相手チームに”相当”失礼な話ではないか。
日本ハム球団が、どういう考えで、指導力が未知の新庄剛志を監督にしたかはよくわからない。
日本ハム球団は、当時、人気絶頂だった、ハンカチ王子の斎藤投手、アメリカ行きを宣言していた大谷選手など、話題のある選手を獲得して人気を集めてきた。多分、観客動員数では成功しているのだろう。採算と言う面では成功なのかもしれない。
新庄監督もその話題つくりの一環か?
私の持論だが、どんな競技でも、監督は選手より目立ってはいけないと思うのだ。
なにせ、主役はあくまでも選手たちなのだから。
外野がとやかく言うな、という話かもしれないが。選手たちには生活がかかっている。
遊び半分の気持ち(と私には見える)でやっている”チャラい”監督に、チームの不満が溜まって崩壊しなければいいが。
いち野球ファンとしては、何か違うと思うのは、私だけなのか。