下咽頭ガン手術から1年

咽頭がんの手術を行なったのが、去年の9月4日だったので、ちょうど1年が経過した。手術に至るまでのドタバタと顛末はこのブログを始めるきっかけとなったので、初めに詳細に書いたとおりである。

このコロナ禍で術後の定期検査が延期になったりしたが、先日の検査で転移も見られず、手術あともきれいで特に問題ないとのことであった。いろいろな人のおかげで、今のところは普通に生活出来ている。感謝である。

そして、つくづく病院が目指しているQOL(生活の質)とは何だったのか、考えさせられるのだ。

もし、私の頭にセカンドオピニオンという言葉が浮かばなかったら、今の私は確実に違う生活をしていたに違いない。つまり、大病を患った人にとって、誰もが治療後にベストのQOLを目指せるわけではないという現実がある。

それは、病院の実力なのか、あるいは治療方針の考え方の違いによるものなのか。とにかく公平ではない。私の場合はラッキーが重なったとしか言いようがないのだ。

ところで、私の今の生活で、病気になる前と比べて大きく変わった点がある。それは毎日お酒を飲まなくなったことである。

咽頭がんになる原因は、酒とタバコだそうだ。タバコは40年ほど前に止めている。酒は何十年ものあいだ毎日飲んでいたがなんで今さら自分がと思う。酒もタバコもやっている人は世の中には五万といるではないか。

それでもガンに罹患したという事実は重い。ともかく、かっての自分には考えられないことだが、酒量は大きく減った。

今では、通常は、一週間に一度ワインをグラス1~2杯飲むだけに抑え、又、何かイベントがある時でも深酒をしない程度にセーブしている。

おかげで、わが家の酒代は大きく減少したのである。