一人の狂人に世界は翻弄されている

一人の狂人が戦争を始めて、暴れている。

それに対し、これまでのところ、欧米をはじめ世界は傍観するしかなく、ほぼ、無力である。プーチンが手を出したら核を使うぞと脅しているからだ。

「核の抑止力」とは、こういう使い方を言うのかと実感した。

世界で一番核戦力を持つロシアの核使用を恐れて、欧米核国は=土俵の外=でウクライナを応援するしかない。手を出せないでいるのだ。

この状況は、今のところプーチンの描いたシナリオ通りなのだろう。

もし核が無かったら、欧米各国は戦線に参加して、ロシア軍と対峙し、ウクライナをこんなにも悲惨な目にあわすことは無かっただろう。

 

ところで、こんな状況を見て、わが国の国会議員の中には、アメリカの核を日本国内に保有することを議論すべきだという輩 ”やから” が出始めている。

私はこの人たちの頭の中の構造を疑わざるを得ない。

全く驚きの、情けない考え方である。

この世に格が存在するから、今、こういうことが起きている、ということが何故わからないのだろうか。

広島、長崎の50万人の犠牲者にどう説明するのか?

まっとうな日本人なら、国内に格爆弾を持つなんて考えることではない。

核の力を借りるなんてことは、あってはいけないのだ。

核は、この世界から無くしていかなければいけないのだ。

日本は、唯一の被爆国として、核廃絶を目指さなければならない。